ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)のことを「ビルケン」と略して称することがよくあります。
大阪出身の私には 通天閣にある「ビリケンさん」のことが頭をよぎり、双方の名前が似ていることから ビルケンシュトックについて話すときに「ビルケンだっけ?」「ビリケンだっけ?」と、一瞬迷います。
(迷っていないようにポーカーフェイスを保つのに必死。)
「USJ」と「UFJ」とがごちゃ混ぜになるのと同じ現象です。
今回は、ビルケンシュトックの新コレクション「#BOLD」ラインより、ちょっぴり大人顔になった「アリゾナ」を紹介します。
ビルケンシュトックのアリゾナ、ボールドギャップ
今回紹介をするのは、ビルケンシュトックの定番モデル「アリゾナ」の進化系。
新コレクション「#BOLD」の「アリゾナ・ボールド ギャップ」です。
ビルケンシュトックのアリゾナといえば 同ブランドを代表する定番モデルですが、それだけに他の人とかぶりやすい(別にいいんですけどね)。
ただ、少し気分を変えて楽しみたいのも確かです。
新コレクション「#BOLD」のアリゾナは「牛革のアッパー × 真鍮のバックル」という通常版とは異なるちょっぴり大人顔な仕上がり。
今回はそのあたりを中心に紹介をします。
おさらいまでに通常版のアリゾナのビジュアルはコレです。
↓
全容
まずはアイテムの全容を見てみましょう。
基本のデザインは通常版のアリゾナと同じ系譜です(当たり前)。
「通常版と基本は同じ」と書いたものの、全容をザっと見るとやはり違いますね、存在感や力強さがあります。
レザーのアッパー
まず大きく異なるのがアッパーの素材です。
現行のアリゾナにもレザーアッパーのアリゾナは存在しますが、それとははっきりと質が違います。
分厚い牛革は今までのビルケンシュトックには無かった 力強さのある男らしい素材。
経年変化も楽しめそうなので長く愛用できそうです。
また、アリゾナの特徴とも言える2本のストラップベルトは2穴仕様(通常版は1穴)。
このデザインもインパクトがあってかっこいいです。
真鍮のバックル
そして一番のポイントと言っても過言ではないのが この真鍮のバックルです。
この真鍮製のバックルは通常版よりも一回りも二回りも大きく、分厚く、どっしりとしたデザイン。
2穴仕様なことも相まって バックル周辺部分だけを見ると もはやアリゾナには見えないです。
真鍮のモノは使っていくと色味が変化していくので、アッパーのレザーと共に経年変化を楽しめそうです。
ビリケンさんみたいな深みのある色になっていきそうな予感。
その他ディテール
ここからはその他のディテールについて。
まずはストラップベルトをべろんとしてみましょう。
開くと インソールを掃除しやすそうで良いですね。
べろんと開いたついでにバックルをもう一度拝んでおきます。
なんまいだぶ、なんまいだぶ。
インソールはお馴染みのレザー製で、滑らかな足当たり。
足にフィットするよう、ヒールのくぼみをはじめ、立体的なインソールの形状です。
履き口側から見ると、甲は少し高め。
実際に履いてみた感覚も同様ですが、甲高の人(=私)には嬉しいです。
インソール~アウトソールまでの構造は下図の通りです(たぶん)。
通常版のアリゾナにはない2層構造のソールなのでクッション性があり、足がより疲れにくい仕様になっています。
(と言っても長時間歩くと疲れますけどね。)
ちなみに 大外のソール(地面接地部分のソール)はこのような形状。
↓
滑りにくく、摩耗にも比較的強いバランスの取れたラバーソールです。
まとめ
最後にまとめです。
今回はビルケンシュトックの「アリゾナ・ボールドギャップ」を紹介しました。
通常版のアリゾナとは違う本アイテムは、一見すると「ん?ビルケン…だよね?」と疑ってしまいそうにもなるデザインワーク(もちろん良い意味で)。
満足できるレザーの質、存在感たっぷりの真鍮製のバックル、そして相変わらずの安心感のある履き心地。
通常のビルケンよりも少し値が張る「#BOLDシリーズで」すが、通常版よりもより長く愛用できそうです。
魅力たっぷりな、ちょっぴり大人顔なビリケンさん、じゃなかったビルケンさん、です。
このビリケンを履いてUFJで遊んでみたいものです(無茶苦茶)。
スペック
- ブランド :BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)
- ライン :BOLD
- モデル名 :Arizona Bold Gap
- 型番 :1022604
- カラー :ブラック
- アッパー :牛革
- インソール :牛革
- フッドベッド:コルク
- ソール :2層ラバー
- 原産国 :ドイツ
- 価格 :28,000JPY(plus tax)