朝の忙しい時間にクローゼットをひっくり返し、血まなこになって”本日のコーディネート”の解を見い出そうと翻弄する日。多いです。
焦りながらコーディネートを組んでもイイコトなんてほとんど無いに等しく、コーヒーでも淹れて一呼吸置き、リラックスしながらその日の服を選びたいものですが、これがなかなか容易なことではありません。
仕方なくそのへんに転がっているさほど気に入ってもいない”1.5軍クラスの服”をまとって出掛け、外出先で「しまった、今日履いているデニムにこの前買ったあのジャケットを合わせたかったのに…!」などと後悔する流れ。
毎日のコーディネートをきちんと組むことは思いのほか色々な余裕を必要とします。
久しぶりにスーツ(セットアップ)を着た今回。
やはり、スーツってキマるなぁ、スーツって楽だなぁ、と再認識しました。
当たり前と言えば当たり前なのですが、そういった当たり前を自分の中でもう一度確認する作業は大変重要です。
今回の着用アイテム
さて、そんなわけで今回着用しているのはスーツです。
「スーツ」と言うとかっちりとしたビジネス用のスーツを連想しますが、今回のものはそこまで堅苦しくなく、かといってくだけすぎたものでもなく。
それらのちょうど中間点に位置するカジュアルなスーツ。
スーツ一式をダブルアールエルで揃え、靴はオールデン、時計はハミルトン。
アメリカブランドで固めてみました。
【今回の着用アイテム】
ジャケット :Double RL
ボトムス :Double RL
シャツ :Double RL
ネクタイ :Double RL
シューズ :ALDEN
バッグ :Double RL
ベルト :Double RL
時計 :HAMILTON
各アイテムのひとことコメントは以下の通り。
(※リンクがあるものは記事ページへ飛べます。)
■ジャケット
ダブルアールエルのストライプ柄のジャケットは、太めのラペルが特徴の段返り3つボタン仕様。
肩パットや芯地の無いアンコン仕立て、パッチポケットなどのディテールのおかげで、程よい抜け感があって良いです。
生地は張りとコシのあるコットン100%。着込むとエイジングも楽しめそうですし、ジャケット単体使いもOKの優秀なアイテムです。
■ボトムス
セットアップスーツなので、ボトムスも(もちろん)同じダブルアールエルです。
重厚感を出したかったので裾は4cmのダブル仕様で誂えましたが、このあたりは好みでしょう。
パンツの単体使いをするこを考えると、ダブルで仕立てておいた方が私は使いやすいです。
右腰付近のコインポケットが実はこっそりポイント高し。
■シャツ&ネクタイ
シャツとネクタイもダブルアールエル。
シャツはこれまた単体使いができるアイテムで、とても使いやすいです。
両胸にポケットが付いたデザインなのでカジュアルなシャツですが、今回のようなスーツに合わせるのであれば問題無し、むしろ雰囲気ピッタリです。
着回しもできますし、シャツアウターのようにも着られるのでほぼ通年使える汎用性。素晴らしい。
ネクタイなシルク素材のペイズリー柄。野暮ったさが男心をくすぐるデザインです。
■シューズ
シューズはオールデンのコードバンのチャッカブーツ。
6アイレットの珍しいモデルはマーガレットハウエル別注の品です。
短靴もブーツでもなく、チャッカブーツを合わせたところが私のこだわりですが誰もそこには気が付いてくれません(いいけど)。
■バッグ
ダブルアールエルのカービングバッグは目の覚めるような圧巻の彫り技術と、しっかりとしたレザーの厚みが気に入っています。多少の雨ではもヘタることが無いため、私の中では出番が多いバッグです。
■時計&ベルト
時計はアメリカの機械式時計の代表格、ハミルトンのカーキフィールドです。
機械式時計のエントリーモデルとも言うべきモデルですが、軽くて薄いので今回のようなスーツスタイルにも邪魔にならず、使いやすい。
時計のベルト(ストラップ)はこれまたダブルアールエルのカービングレザーのものに替えています。
ちなみに、スーツ(パンツ)に付けているベルトもダブルアールエルのカービングレザーのもの。
小物全て(バッグ、時計ベルト、ベルト)をこのカービングレザーのアイテムで揃えて、統一感を出しました。
あまりバラバラになるとスーツ(セットアップ)の良さが崩れてしまいますからね。
アイテム紹介は以上です。
今回のスタイリングの決め手は何といってもセットアップスーツ。
スーツはとても奥が深い世界。
正解の無い難しさがそこには広がっているのですが、普段のフリースタイル(?)のスタイリングよりも個人的には簡単に思えます。
簡単というのは語弊がありますが、ルールをきちんと守って着れば誰でも85点は取れるという世界です。
そこからどれだけ100点に近づけられるように工夫するかをそれぞれに楽しむファッションジャンルなので、普段の服(=スーツではない服)とは楽しみ方が異なります。
ルールさえ守れば誰でも85点を取れるという寛大さ、しかしながら、追及しても誰も100点は取れないという厳しさ。
このバランスが私は大好きです。
ギャラリー
最後にギャラリー公開。
参考までにぜひ。
「日本の古民家」と「古き良きアメリカのファッション」、なかなか相性が良いのが興味深いところです。
※本記事内の写真はすべて「iPhone 12 mini」の内蔵カメラにて撮影しています。
(一部クレジット記載のある写真/画像/絵/図などは除く)
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